弊社では平成元年の創業当初、一般的なペットショップと同様に
市場から子犬を仕入れる販売方法をとっていました。
通常、販売犬の多くは市場で調達され、それらは日本全国各地
から集まってくるのですが、中には病気(伝染病)の犬もいて、
すぐに他の犬たちにも伝染してしまうのです。
弊社でも市場から仕入れた犬の質の悪さと病気の多さは予想を
はるかに超え、病気の対策に明け暮れし、中には亡くなって
しまう犬もいたため、仕入れ販売という方法自体に限界を感じて
しまいました。
病気の発生を最小限に食い止め、自分の理想とする良質の子犬を
お客様に提供させていただくにはどうすればよいのか?
熟慮を重ねた末、そのためには私自らが子犬を繁殖していく以外
に方法はないと決断したのです。
自家繁殖による直売であれば、お客様に親犬や兄弟犬もご覧に
なっていただくことで、子犬が親犬から受け継ぐ性質や健康状態
など、子犬選びをする上での大切なポイントを直接確認して
いただけるので、大きな手助けになるとの判断もありました。
ご家族の一員として15年前後という永きにわたってともに過ごし
皆様の癒しとなり、「この子犬を飼って本当に良かった!」
と思っていただけるような子犬を作りたい・・・これが私が
一番大切にしている思いでした。
良い子犬を作るには、遺伝が子犬に多くの影響を及ぼすという点
から良い親犬をそろえる必要がありますが、それらは様々な
チェックをクリアし、本当に厳選された親犬でなければならない
のです。
私は犬の自家繁殖にふさわしい親犬探しから始めました。
しかし、日本国内では私が親犬に課す条件を満たす犬は非常に
少なかったため、世界の犬を見てみようと、アメリカや
ヨーロッパの様々な国々に足を運び、多種多様な犬に触れ、
見聞した結果、同じ犬種でも国によって性格や体型などに
大きな差があることがわかったのです。
一般に犬種が同じであれば性質もほとんど同じであると
思われがちですが、それは大きな間違いなのです。
激しい性格で飼いづらいと思われる犬種でも、親犬が大人しけ
れば、その性質を受け継いだとても飼いやすい子犬が生まれて
くることが多いのです。
日本人の多くが希望する、ペットとして飼いやすく、
家族の癒しになってくれる犬・・・そういった犬は
オーストラリアで多く見ることができました。
オーストラリアはさすがにイギリスと並ぶペット先進国だけ
あって、性格・容姿ともに素晴らしく、無駄吠えの少ない、
まさに日本向けの犬ばかりでした。
そこで、私はオーストラリアから親犬の輸入を決めたのですが、
そこには大きな問題が生じたのです。
オーストラリアの愛犬家たちはアジアの国の人々には、自分たち
の犬を売りたくないと考えていました。
彼らはアジアの人々は犬を大切にしないと思っていたからです。
この誤解を解くために、私は何度もオーストラリアに足を運び、
日本の愛犬家たちがどれほど犬を愛し、犬との生活を大切にして
いるかということや、私がどのような目的でオーストラリアから
犬を輸入したいと考えているか、など誠意をもって説明し、
ようやく理解を得ることができました。
これらの努力の結果、今日までに1000頭以上の犬たちが
オーストラリアから愛犬ハウスセキノに送られてきました。
ボーダー・コリーはもちろん、オーストラリアン・ケルピー、
ゴールデン、ラブラドール、ジャック・ラッセル、T・プードル
M・ダックスなど、他にも数十種類のオーストラリア系の優秀な
親犬から生まれた子犬たちが、日本全国の方々に飼われ、皆様に
大変喜んでいただいております。
私の当初の目標は一応の達成をみましたが、これに満足すること
なく、さらにより良い親犬から生まれた子犬たちを皆様にお届け
したいと思っております。
おかげさまで、以前よりテレビ局からたびたび出演依頼を
いただき、視聴された多くの方々から「セキノ」の犬は良い子で
可愛いから購入したいと、関東圏のみならず、北は北海道から
南は沖縄まで日本全国から神奈川県の愛犬ハウスセキノまで
お越しいただいております。
他にも俳優、女優、タレント、スポーツ選手など、多くの有名人
の方々にもお越しいただいております。
また、セキノから二頭目、三頭目の子犬をお買い上げになられる
お客様は以前から多数いらっしゃいましたが、近年では親子二代
にわたって子犬をお買い上げになられるお客様も多くなってまい
りました。
ご両親がセキノでお買い上げになられた子犬とともに成長された
お子様が、成人され、ご自身で初めて飼われる犬も、
また愛犬ハウスセキノからということで、本当にうれしく、
心より感謝いたしております。
お客様にお願いしたいことがあります。
子犬をご購入の際は、安易に写真や動画、販売価格等で
判断せずに、お客様ご自身の目で実際の子犬をよくご覧になり、
その子の性質や体型、健康状態など、さらにはその子の親犬も
しっかりと確認していただきたいのです。
子犬は一度飼い始めたら、嫌になったからと
簡単に手放すことはできません。
お客様にはぜひとも、後悔のない子犬選びを
していただきたいと思います。
愛犬ハウスセキノでは、知識、経験ともに豊かな専門スタッフ
たちが心を込めて生ませ、育てた元気いっぱいの子犬たちを
これからも日本全国のお客様にお届けしてまいります。
代表取締役 関野義敏
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